目薬の使い方

皆さんはお医者さんから目薬を何種類かもらった時、どのような順番で使うか疑問に思ったことはないでしょうか?

実は、目薬には種類によって、使う順番が決まっていることがあるんです。

目薬の種類は、水性、油性、懸濁性、ゲル化と呼ばれる4つのグループに分類されます。

具体的な例を挙げると

 

水性・・・クラビット(抗菌薬)、ヒアレイン(ドライアイ治療薬)など

油性・・・インドメロール

懸濁性・・・カリーユニ(白内障治療薬)、フルメトロン(抗炎症薬)など

ゲル化・・・チモプトールEX(緑内障治療薬)、オフロキサシン(抗菌薬)など

 

油性の目薬は水をはじくため、水性の目薬の吸収を阻害してしまうことがあります。

また、ゲル化する目薬は目の表面に留まる性質があるため、最後に使用します。

そのため、目薬は

水性→懸濁性→油性→ゲル化する目薬

の順番に使用することが推奨されています。

ただし、お医者さんの考えによっては、この順番で使わないこともありますので、その場合は先生の指示に従うようにして下さい。

カリーユニは最初ヒアレインは最後に使うことを推奨しているお医者さんもいます)

そして、複数の目薬を使用する場合、

水性の目薬は5分以上

懸濁性、ゲル化する目薬は10分以上

の時間を空けてから次の目薬を使用することが大切です。

 

長くなりましたが、もし目薬を何種類か使う場合は、使う順番や時間を空けることに気を付けて使って下さいね。